大槻さんは金曜日発表の10月会計調査に注目。このところの消費動向について。大槻さんは「9月の家計調査は、2カ月連続で前年比マイナス」、「日銀の消費活動指数も発表されるがぱっとしない」、「賃金は強い動きが出ているが、消費に結びついていない、好循環を起こしていないことにもなる。日銀・中村審議委員のコメントが、12月利上げ有無を占ううえで注目されているが、中長期的な意味で消費関連データも重要」と話した。藤代さんはISM製造業、非製造業景気指数について「製造業の数字は前月比46.5、サービス業が56.0と著しい乖離が生じている。注目は製造業」、「ISM製造業が弱い中、株価最高値圏で、状況として不気味な印象。今後、製造業が持ち直すことで株価の高止まりが正当化されることに注目」、「サービス業はソフトウエア、テック周りの公共の追い風を受けているが、製造業は不況に陥っていることはケアしておかなければいけないところ」と話した。