4週間行われた、核軍縮の方向性を議論するNPT(核拡散防止条約)の再検討会議は、最終文書の表現をめぐって交渉が難航。各国の対立点を減らすために議論の過程で内容が大幅に絞りこまれた。しかし、イランを名指しして「いかなる核兵器も決して開発や取得をしてはならない」とする項目について、アメリカとイランの対立が続き、全会一致が必要な採択には至らなかった。これで3回連続で決裂となり、国連軍縮部門トップの中満泉国連事務次長は「NPT体制の健全性に懸念を抱いている。今後、体制を維持したいなら失敗を真摯に受け止める必要がある」と述べた。
