きょうから北海道釧路市で太平洋クロマグロの漁獲枠などについて話し合う国際会議が始まった。クロマグロはこれまで、乱獲などにより資源量が激減。そのため現在、日本・韓国・台湾の大型魚の漁獲枠は全体で年間7609トンと決められている。しかし資源管理に取り組んだ結果、水産庁は「クロマグロの資源量が順調に回復してきている」と指摘。今回の国際会議で大型のクロマグロの漁獲枠を今の2.3倍に、小型のマグロは1.3倍に拡大する新たな提案をすることになった。マグロを扱うまぐろ問屋三浦三崎港・川股竜二大将は「メリットは、いっぱい捕れれば、その時はマグロの値段が下がるとは思います。マグロを扱って商売していますから、いい品物が入ってくるとワクワクしてきますね」などと話した。
その一方、川股竜二大将は「あまり乱獲すると、また制限がもっと狭まってしまう恐れがあるので、よく考えてやってほしい」と懸念を示した。大幅な増枠の提案について、日本の主張は通るのか。専門家の近畿大学水産研究所・升間主計所長は「日本だけが主張しても太平洋は一つのクロマグロ資源なので、日本が提案したからといって即通るということではない。ただ資源が増えているところもあるので、通る可能性もあるかなと思う」などと推測する。
その一方、川股竜二大将は「あまり乱獲すると、また制限がもっと狭まってしまう恐れがあるので、よく考えてやってほしい」と懸念を示した。大幅な増枠の提案について、日本の主張は通るのか。専門家の近畿大学水産研究所・升間主計所長は「日本だけが主張しても太平洋は一つのクロマグロ資源なので、日本が提案したからといって即通るということではない。ただ資源が増えているところもあるので、通る可能性もあるかなと思う」などと推測する。