光る刀で繰り広げられる躍動感あふれる戦い。これはITを活用したデジタルチャンバラ、その名もSASSEN。教えてくれるのは長野県でSASSENの普及活動に取り組む中野市の小林充人さん。対戦で使う刀はポリエチレン製で、持ち手のところに専用のバッテリーを入れると光り、勝負をジャッジする専用のスマートフォンアプリと連動。刀には圧力センサーと加速度センサーが内蔵されていて、どちらが早く当てたのかを瞬時に判断。連動するスマホアプリはどちらが先に当てたのかを0.026秒の差まで判定。ITを活用することで、やる人・見る人・全員が納得の試合をすることができる。これが、次世代デジタルスポーツといわれる理由。フィールドの広さは縦5メートル・横7メートル。試合時間60秒の中で刀を振れる回数は5回。先に2回当てた方が勝ち。SASSENは2016年に北九州市の武術道場で誕生。人を傷つけず、けがのない武術を追求し生み出された新競技は、年齢や障がいの有無に関わらず取り組める生涯スポーツとしても注目されていて、全国大会も2回開催されている。小林さんは、中野市で月に2回、SASSENの教室を開いている。今後は、県全体に広めていきたいと小林さんは意気込む。