関税交渉の行方について三牧聖子氏は「アメリカでは中間選挙のことが念頭に置かれてきている。共和党支持層というのは、グローバリゼーションで自分達の雇用が奪われたという考えのトランプ氏のコアな支持層と、グローバリゼーションで得をしている人たち。水と油の関係性の支持者たちが共和党の中にはいる。これらが中間選挙に向けて亀裂が明らかになってきている。これについてトランプ政権は問題視している。関税政策をここまで看板に看板に掲げている以上、なかなか根本的な解決はない。そういったところでむしろ関税政策は修正されていく可能性が高まっている」などコメント。川島真氏は「中国。習近平の場合には、失敗ができない。国内政治の問題もあって。表に問題が出ないように注意しながら、経済に影響を及ぼさないように交渉をまとめたいと思っているのではないか」などコメント。中西寛氏「アメリカは意外に早く関税について修正する方針を中国に向けているので、やはり内心ではトランプ政権としてはこの状態は持続可能じゃないと考えて、何らかの形で妥協点を見出すということを考えていると思う。中国としては、罠にはめられたという形になると習近平政権にはダメージになる。その点を見極められるかというのが中国にとって重要だと思う」などコメント。薮中三十二氏は「トランプ氏自身が交渉についてどう捉えているか、それが大事。トランプ氏としては失敗とは言えない。成功しなければいけない。色んな国が自分達と交渉したがっているという感じにしたいところ。そのトップバッターがたまたま日本だった。具体的にはアラスカのLNGの開発についてなど。トランプ氏にとって日本は最大の投資国。そこに少し色をつけるとか」などコメント。