東京2025世界陸上まであと1か月。今日は800m走の見どころを伝える。転倒や接触など激しいレースが多いことからトラックの格闘技と呼ばれる800m。レースはトラックを2周、最初は決められたレーンを走る。1周目の第2コーナーを過ぎると、オープンレーンと言いどこのレーンを走っても自由になる。そのためポジション取りが始まり転倒や接触などアクシデントが多くなる。そこで作戦が重要。先頭を走ることでアクシデントが減り安全に走れる。後方を走るのは、全体を把握できアクシデントを回避しやすくなる。勝負のカギを握る作戦に注目。日本人一番の注目は、女子800mの代表に最も近い久保凛。去年19年ぶりに日本記録を更新。得意とする作戦が、先頭で走っていくスタイルが多いが、前半からのスピードとラストの粘りを見てもらいたいという。800mを戦う上で、サッカーが生きているという。サッカーU12の和歌山県選抜に入った実力の持ち主。サッカーは体を当てたりすることが多いので、接触に対してあまり不安はないという。今年の日本選手権決勝では、オープンレーンで先頭に立つとラストは後続を引き離し大会連覇。東京世界陸上・女子800mは9月18日から始まる。