今年話題となった人を描いた変わり羽子板。パリオリンピックの金メダリストたちに前人未到の50−50を達成した大谷。大統領に返り咲くトランプ氏に石破総理も。そして、今年の新語流行語大賞はTBSドラマ「不適切にもほどがある!」略称として「ふてほど」が選ばれた。今年も残すところ20日余り。クリスマスにも、今年を象徴する物価高が。3年前の3000円台だったクリスマスケーキの平均価格は今年4500円を超えた(帝国データバンク)。ケーキの原材料は物価高の見本市状態。チョコレートやいちごは最大2割も高騰。品薄が値上がりの原因にもなっているのがいちご。原材料が値上がりした分をそのままケーキの価格に上乗せできるわけではない。止まらない物価の上昇。野菜や肉、魚などの生鮮食品はこの4年で3割近く値上がりしている(総務省)。そんな中、今子供の9人に1人が貧困とされる日本。NPO法人「チャリティーサンタ」が行った今年の調査では、困窮する世帯のうち6割がクリスマスプレゼントを用意するのが難しいと答えた。母子家庭などを支援するNPO法人では金曜日、企業から提供された商品の仕分けを行っていた。物価高を受け過去最大規模となる1万世帯にプレゼントを配布する。この日、訪ねたのは神奈川県に住む親子。大好きなブロックのおもちゃにたくさんのお菓子。子供の将来のために貯蓄も必要で買い物も工夫している。年の瀬、物価高の中で支援を必要とする人たちを支える取り組みがいつになく重要になっている。