大分県、豊後高田市の無料の子育て支援を紹介。子育て支援施設の「花っこルーム」は午前9時から午後4時まで無料で利用ができる。施設にいた移住者は「とにかく無料が多い」と話し高校生までの医療費、授業料、中学校までの給食費が無料との事。また出産したら補助金が10万から200万園まで支給される。その他にも夫妻の移住支援金で100万円、引っ越し応援金で最大10万円、新築応援推奨金は最大70万円、妊娠から出産1ヶ月後まで医療費無料、更に子育て用品のレンタルも行うなど、支援の総数は185項目に上る。その中には学校外である塾も無料となるものがあるとの事。豊後高田市が運営する無料塾は小学校の近くにある公民館で行われており、2002年に設立。学校の先生やボランティアが指導を行い5歳から無料で受けられる。自身も移住者で無料塾で講師を務める蔵本さんは東京大学法学部を卒業、東京で国会議員の秘書をしていたが、退職後に豊後高田市に魅了されて移住。秘書時代に抱いていた教育の地域間格差を解消するため、無料塾の講師になったとの事。蔵本さんは「都会と違って塾も沢山ない。教育の格差と言われている中で地方でも勉強できる環境を」と話した。豊後高田市では2年前から高校生対象の無料塾も開講。九州大学の合格者も輩出しているとのこと。池本さんは「出産前から高校卒業まで殆どの費用を自治体が負担しており、子育て支援メニュー全部のせという形でやっている自治体は他にない。」と話した。なお、この子育て支援の財源の殆どがふるさと納税で、年間4億2000万円を全てを子育て支援に当ててるとの事。