関係者によると、参議院和歌山選挙区選出の世耕元経済産業大臣は、自民党の石破総裁が今月27日投開票の日程で行いたいとしている次の衆議院選挙で、和歌山2区から無所属で立候補する意向を固めたことが分かった。今月5日、自身の講演会から了承を得た上で、和歌山県内で記者会見を開き、正式に立候補を表明する方向で調整しているという。世耕氏は61歳。参議院和歌山選挙区選出の当選5回で自民党の参議院幹事長を務めていたが、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で党から離党勧告を受け、今年4月離党した。衆議院の和歌山2区を巡っては自民党の新人で二階元幹事長の三男で元公設秘書の二階信康氏、共産党の新人で元和歌山県議会議員の楠本文郎氏、無所属の新人で政治団体代表の本間奈々氏が立候補の意向を表明している。