長崎・五島列島の永江拓也さん54歳の台所を紹介。長男・純一郎くんは12歳。3年前に勤めていた東京の会社を休職し、純一郎くんとこの島で暮らす。純一郎くんが不登校で家にこもるようになり環境を変えるための決断だった。台所に立つ拓也さんを島の人は何かと助けてくれて、漁師からの差し入れなどがあった。仕事人間だった父が台所に立つようになった。月に2回の買い出しは、近所の料理上手、山下祐子さんが付き添う。最も近いスーパーまで車で40分。純一郎くんの大好物タコスの材料などを購入した。拓也さんはここに来るまでほとんど料理をしたことはなかった。39歳で結婚し仕事に邁進していたが、純一郎くんが小学校2年生で不登校になり、空き家となっていた妻の祖父母の家に住むことに。妻は月の半分以上は東京で仕事する。島の小学校は純一郎くんを温かく迎え入れてくれて、教頭先生が釣りを教えてくれたりしている。最初に釣ったかさごを味噌汁に入れたら美味しいと言ってくれて、料理をするようになった。卒業後は東京へ戻る。純一郎くんは、不登校経験者が通う都内の中学校に行きたいと自ら希望した。島で最後のタコスを作り退去は3月27日。8月、拓也さんは東京で仕事に復帰し、時短料理を作って家族で食べている。純一郎くんはまだ時々学校に行かない日もあるが、拓也さんはやってきたことは間違いないと考えている。
