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「五島市(長崎)」 のテレビ露出情報

五島市福江島の丘の上に立つ一本の風車。浮体式洋上風力で日本の最先端を行く五島市の原点ともいえる。五島生まれ五島育ちの橋本武敏は広島の大学を卒業後、島に戻り小学校の教師をしていたが、父とともに建設業をはじめた。2002年、橋本が暮らす五島の一角に2基の陸上風車が建設された。すると「風車が止まった時に現地に駆けつけ修理する仕事を請けてくれないか」と依頼された。それまでは風車が止まってしまうとメーカーの技術者が島の外からやって来て多額の費用がかかっていた。橋本はメンテナンスの仕事を快諾。「人口が減り続けるこの島で地元の風車さえ維持できなくてどうするんだ」と建設業から風車のメンテナンス事業へ転換する決断を下した。父から継いだ建設会社は「イーウィンド」に社名を変更。五島だけでなく北海道や沖縄などにある約100基の風車を24時間365日監視している。2010年「日本初の海に浮かぶ洋上風車を設置できないか」という話が五島市にもたらされた。この頃、日本では陸上だけでなく洋上の風力発電に大きなポテンシャルがあると浮体式洋上風力が注目され始めていた。環境省が「洋上は陸上よりも風速が強く、その変動が少ないため、安定かつ効率的な発電が見込まれる」と実証事業を行うことに。五島への誘致に動いた一人が橋本だった。五島市が候補地として選ばれたのは、年間を通して風速7メートルの比較的強い風が吹くこと、島の近くでも水深が約100メートルあること。まさに浮体式洋上風力に適した場所だった。そして橋本が立ち上げた風車のメンテナンス会社が五島に存在していたことも大きかった。橋本が五島にぜひとも呼びたかった実証事業。それにシンクロするように敏感に反応した人物がいた。九州で初の女性市長だった当時の中尾郁子五島市長。2004年に初当選しクロマグロの養殖など新しい産業に取り組み2期目に入っていた。当時の市長を知る五島市教育委員会の北川和幸は「五島をよくしようという強い気持ちを持つ市長だった」と評した。ある日、市長に市の職員が浮体式洋上風力発電の実証事業の提案について報告を行うと、市長は「やるわよ!」と即決した。五島市の洋上風力発電の実現には乗り越えるべき高い壁があった。浮体式洋上風力の候補地に挙がったのは五島市で一番大きな島・福江島から船で20分ほどのところにある椛島。70人ほどが暮らす漁業が中心の小さな島。温暖化に伴う海水温の上昇などで起きるとされる磯焼けが深刻化していた。漁師の浦善次は「どんな事業なのか具体性もなんにもわからない。理解してる人っていうのは少なかったと違うのかな」と振り返った。日本初となる実証事業について、当時の戸田建設担当者市の職員らが説明会を開いたが「風車の騒音はどうなんだ。」「低周波の影響で魚がいなくなるんじゃないか」と住民から不安の声が上がり、前例のない実証事業に動揺が広がった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年4月4日放送 4:30 - 5:20 TBS
THE TIME’TIMEレポート
海の上で風の力で電気を生み出す浮体式洋上風力発電。長崎県五島沖で戸田建設が5年前から風車8基を並べて発電するウィンドファーム構想を掲げ、事業を拡大。羽の先から海中にある末端までは全長約170m。五島市の港に整備された建造作業場には巨大風車の部品が並んでいる。水中の浮体部分は鋼とコンクリートで出来ている。地元企業から調達したコンクリートを使いコスト削減に成功。[…続きを読む]

2025年3月27日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本地域発ニュース
長崎県五島市の港では、転勤などで島を離れ新しい生活をスタートさせる人たちが見送りの人たちと別れを惜しむ光景が見られた。親の転勤で島を離れる男の子は、きょうを大事にしたいと思うと話した。

2025年3月26日放送 10:25 - 13:00 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブルNEWSドリル
アメリカ・トランプ大統領は就任直後から、化石燃料の生産を推進する意向を示し、「パリ協定」からの離脱を決めた。再生可能エネルギーの未来が注目されるなか、日本は再生可能エネルギー拡大の方針を打ち出している。
開幕まで3週間を切った大阪・関西万博。玄関口となるバスターミナルには最新の再エネ技術が導入されている。今回の万博で注目されているペロブスカイト太陽電池。積[…続きを読む]

2025年3月20日放送 4:55 - 8:00 テレビ朝日
グッド!モーニングけさ知っておきたい!NEWS
日本の養殖魚のえさの原料は、4割が魚を乾燥させて粉末状にした魚粉で、多くが輸入されている。南米でとれる小魚の減少などで魚粉価格が上昇し、養殖費が増加している。丸紅などは、1年以上かけて、昆虫の幼虫を加工した餌で養殖した国産ぶりを開発した。都内ではあすまで試験販売される。

2025年1月22日放送 13:05 - 13:55 NHK総合
列島ニュース(長崎局 昼のニュース)
クラフトジンの蒸留所が、蒸留で使う電力全てを再生可能エネルギーで賄う施設にリニューアルされ、おととい関係者などにお披露目された。リニューアルしたのは五島市で、地元のヤブツバキなどを原料に香りをつけたお酒「クラフトジン」製造の「五島つばき蒸留所」の施設。蒸留所ではガスでボイラーを動かしてジンの蒸留を行ってきたが、電気で動くボイラーを導入し電力全てを再生可能エネ[…続きを読む]

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