南牧村で家について行っていい人を探す。まず声をかけたのは移動販売車にやってきた女性で交渉したが断られた。続いて声をかけたのは一人暮らしをしているという男性。持っていたのはゴルフクラブを切った杖を持っていて道中伸びている雑草などを刈っていると話した。そして交渉するとOKが出た。OKしてくれたのは天野長英さん。玄関先には植木がいっぱいあった。
天野さんの自宅に到着。自宅は築約50年の5LDKの一軒家に1人で住んでいる。天野さんは耳が遠いため補聴器を買ったと話した。天野さんは奥さんと神社に毎年正月に行っていて、琴錦と一緒に写真を撮ったという。奥さんとは3年前に死別している。2階にカラオケのセットがあり、逗子の夜を流した。
仏壇を見せてもらい、奥様は手術をして成功したと言われたが心臓の病気で亡くなったという。奥様も南牧村出身で若い時から知っていたという。子どもはできなかったという。そしてタンスの中にはエンディングノートがありまだ書いていないという。そんな天野さんは骨のがんを患い全身に回って治療が効かず、薬で治療しているという。一番最初は胃がんでそのときに切ったお腹を見せてくれたが、見当たらなかった。奥さんが亡くなるまで家事をしたことがなくて、毎日家事してみるとありがたかったと話した。天野さんの1番楽しいことは近所の人と話すこと気持ちが良いとのこと。南牧村で天野さんの家について行ったら亡き妻を想いながらがらも生きるお喋り好きな83歳の一人暮らしが見れた。
放送から5ヶ月後、天野さんは急に体長を崩し入院し83歳の天寿を全うした。そして放送終了後ご遺族から番組に手紙が届いた。VTRを見たオジは体調の優れない時期でしたが「いいね～」と嬉しそうに言っていたや葬儀では番組のVTRを流させて頂き笑顔で送り出すことが出来ましたなど書かれていた。