季節外れの雪に見舞われたきょうの国会。石破総理大臣による商品券の配付問題が波紋を広げている。商品券の配付問題を巡っては、今週日曜、自民党鳥取県連所属・舞立昇治参議院議員が「歴代総理が慣例として普通にやっていた」と発言し、その後撤回。関係者によると、岸田前総理の在任中に総理大臣公邸で開かれた、政務官との懇談会に合わせて、出席者が岸田氏側から10万円分の商品券を受け取っていたという。これについて岸田前総理の事務所は、NHKの取材に対し「個人的な会合や政治的な会合など、さまざまなつきあいはあるが、常に法令に従って適正に対応している。それ以上のコメントは控える」としている。また菅元総理大臣の事務所は[在任中はコロナ禍で、思うように会合ができない時期だった。それ以外の時期も会合の際に、手土産を差し上げたことはあるが、いずれも法令の範囲内で適正に行っている」。麻生元総理大臣の事務所は「適宜適切に処理していた」などとしている。立憲民主党・野田代表は「(首相在任中に商品券を配った事実は?)全くない」と述べた。
この問題について、きょう自民党・船田元経済企画庁長官は「それに近いような慣例は過去にあったことは事実だ」と述べた。その上で記者団が、自民党以外の政党に所属していたことがあるが、党を関係なくこうした慣例はあったのかと質問したのに対し「自民党以外でも若干あったと思う」と述べた。
商品券の配付問題を巡っては、国会でも論戦が交わされた。立憲民主党・小沼巧参院議員は「(政治資金規正法に)抵触しない格好を装って、無理やりでも政治活動ができてしまう。それが不記載であり、“裏金事件”の発端となったことと問題の構図が同じ」とただし、石破首相は「政治活動に使ってという気は毛頭ない」と語った。小沼参院議員は「岸田前総理が10万円の商品券を配っていた。予算委員会に参考人として呼んで解説してもらう機会を検討してほしい」と述べた。国民民主党の会派に所属・芳賀道也参院議員は「国民から最も遠いことを図らずも証明してしまった。今後は深く反省し、国民の苦しみ委寄り添う努力をするのか」ただし、石破首相は「指摘を真摯に受け止め猛省し、今後改めていきたい」と述べた。共産党・井上参院幹事長は「国民感覚からかけ離れていて、総理の資格が問われる。慣例が引き継がれてきたのでは」とただし、石破首相は「歴代総理が商品券配布を行っていたかは全く把握していない」と述べた。自民党・岩本剛人参院議員は「政治資金、企業団体献金などの議論がされている。慰労しているような状況ではない」とただし、石破首相は「深く反省している」と述べた。
参議院予算委員会。コメの価格などを巡っても論戦。公明党・矢倉克夫参院議員は「備蓄米の放出が決まった。全体として価格安定をしていくことを答弁してほしい」とただし、石破首相は「コメの生産を増やしていく。輸出を視野に食料の安全保障を考えていく。コメ政策全体について議論が必要」と述べた。高額療養費制度見直しについて。日本維新の会・猪瀬参院幹事長は「高齢者への特例だけ外せば3400億円が削減できる。制度を再検討することになると思うが」とただし、石破首相は「特例の見直しも検討させてもらいたい」と語った。少子化対策について。れいわ新選組・舩後靖彦参院議員は「子育て政策の財源確保は必要。そのために命と健康に直結する医療、介護を削るとは本末転倒。積極財政で国債を発行してでも確保すべき」とただし、石破首相は「増税、国債をさらに発効する手法を取るつもりはない。歳出改革、関連予算の最大限の活用、財源をねん出したい」と述べた。
この問題について、きょう自民党・船田元経済企画庁長官は「それに近いような慣例は過去にあったことは事実だ」と述べた。その上で記者団が、自民党以外の政党に所属していたことがあるが、党を関係なくこうした慣例はあったのかと質問したのに対し「自民党以外でも若干あったと思う」と述べた。
商品券の配付問題を巡っては、国会でも論戦が交わされた。立憲民主党・小沼巧参院議員は「(政治資金規正法に)抵触しない格好を装って、無理やりでも政治活動ができてしまう。それが不記載であり、“裏金事件”の発端となったことと問題の構図が同じ」とただし、石破首相は「政治活動に使ってという気は毛頭ない」と語った。小沼参院議員は「岸田前総理が10万円の商品券を配っていた。予算委員会に参考人として呼んで解説してもらう機会を検討してほしい」と述べた。国民民主党の会派に所属・芳賀道也参院議員は「国民から最も遠いことを図らずも証明してしまった。今後は深く反省し、国民の苦しみ委寄り添う努力をするのか」ただし、石破首相は「指摘を真摯に受け止め猛省し、今後改めていきたい」と述べた。共産党・井上参院幹事長は「国民感覚からかけ離れていて、総理の資格が問われる。慣例が引き継がれてきたのでは」とただし、石破首相は「歴代総理が商品券配布を行っていたかは全く把握していない」と述べた。自民党・岩本剛人参院議員は「政治資金、企業団体献金などの議論がされている。慰労しているような状況ではない」とただし、石破首相は「深く反省している」と述べた。
参議院予算委員会。コメの価格などを巡っても論戦。公明党・矢倉克夫参院議員は「備蓄米の放出が決まった。全体として価格安定をしていくことを答弁してほしい」とただし、石破首相は「コメの生産を増やしていく。輸出を視野に食料の安全保障を考えていく。コメ政策全体について議論が必要」と述べた。高額療養費制度見直しについて。日本維新の会・猪瀬参院幹事長は「高齢者への特例だけ外せば3400億円が削減できる。制度を再検討することになると思うが」とただし、石破首相は「特例の見直しも検討させてもらいたい」と語った。少子化対策について。れいわ新選組・舩後靖彦参院議員は「子育て政策の財源確保は必要。そのために命と健康に直結する医療、介護を削るとは本末転倒。積極財政で国債を発行してでも確保すべき」とただし、石破首相は「増税、国債をさらに発効する手法を取るつもりはない。歳出改革、関連予算の最大限の活用、財源をねん出したい」と述べた。