自由民主党・井上義行の質問。NHKの事業の中にはNHK出版などがあるが、NHK学園について目的・教育内容について質問。日本放送協会理事は「NHK学園はNHKの放送を利用して通信による学校教育を行っている広域通信制高等学校。全国の生徒が主にEテレの番組を視聴しながら学んでいる。また、放送番組の充実・改善に協力することも目的。学習過程で収集した意見や要望などをNHKに提供し、NHKではこれを番組の充実・改善に活用している」とした。井上義行氏はどの国民であれ、自分の夢を諦めてほしくない、挑戦したい時に挑戦できる環境をつくることが大切などと指摘。NHK学園は高等学校までで大学は入っていないが、大学の機能まで 拡張すべきではないかと意見を述べた。日本放送協会理事はこの意見を受けて「NHK学園は高校講座の番組の改善も目的にNHKから助成金を出して運営をしている。現在大学卒業の単位取得を想定した放送番組はなく、現時点ではNHKが大学の機能まで拡張することは難しい。ただ、様々な世代の学びに放送番組を役立ててもらうことは重要だと考えており、今後もNHKのコンテンツを通じて視聴者の学びに役立ててもらえるよう努めていく」とした。
NHKの役割として国際放送にも役割があると考えている。国際放送はどのくらいの人に観られていて、どのくらいの反響があるのかと質問。日本放送協会理事は「現在英語の国際放送は160の国と地域の4億6000万世帯で視聴可能で、諸外国の国際放送と遜色ない規模となっている。ただ、視聴率に当たるような指標はなく、実際にどれくらいの人が観ているのかは具体的に把握できていない」とした。井上義行氏は習字や着物などについても伝えてもらいたいと要望。
今後、国際放送をどう充実させていくのかと質問。日本放送協会の理事は「日本の姿や正確な情報を世界に向けて積極的に発信していくこと、日本に対する正しい理解を促進していくことは公共放送の重要な役割。」などとした。基幹サービスと位置づける英語テレビ放送では日本の文化や歴史、地域の魅力を伝える番組などの充実を図っている。NHKの充実には予算がなければならないと井上氏は指摘し、国有化が必要と見解を述べた。受信料制度から税で支える制度に変更するのが1つの道だと思っているがその受け止めをNHK会長に求めた。会長は「日本の放送開始から100年。放送法で求められている公共放送の使命は今後も変わることがないと考えている。特定の利益や視聴率に左右されない自主自立を堅持し使命を果たしていく。そのためには財源として広く視聴者に負担していただく現在の制度がふさわしいと考えている」などとした。
NHKの役割として国際放送にも役割があると考えている。国際放送はどのくらいの人に観られていて、どのくらいの反響があるのかと質問。日本放送協会理事は「現在英語の国際放送は160の国と地域の4億6000万世帯で視聴可能で、諸外国の国際放送と遜色ない規模となっている。ただ、視聴率に当たるような指標はなく、実際にどれくらいの人が観ているのかは具体的に把握できていない」とした。井上義行氏は習字や着物などについても伝えてもらいたいと要望。
今後、国際放送をどう充実させていくのかと質問。日本放送協会の理事は「日本の姿や正確な情報を世界に向けて積極的に発信していくこと、日本に対する正しい理解を促進していくことは公共放送の重要な役割。」などとした。基幹サービスと位置づける英語テレビ放送では日本の文化や歴史、地域の魅力を伝える番組などの充実を図っている。NHKの充実には予算がなければならないと井上氏は指摘し、国有化が必要と見解を述べた。受信料制度から税で支える制度に変更するのが1つの道だと思っているがその受け止めをNHK会長に求めた。会長は「日本の放送開始から100年。放送法で求められている公共放送の使命は今後も変わることがないと考えている。特定の利益や視聴率に左右されない自主自立を堅持し使命を果たしていく。そのためには財源として広く視聴者に負担していただく現在の制度がふさわしいと考えている」などとした。