今回の人事の狙いと会見のポイントについて国会記者会館から中継で伝える。高市総理の会見が続いているが、冒頭は少なくとも20分以上かけ1人1人の大臣の名前を挙げて主に人事の狙いを説明し、本人の専門知識、課題意識、やる気を吟味したと強調した。高市総理は周囲に「今回の人事は大事よ」と話していたが、それがにじみ出た会見とも言える。今回の人事ではこれまでとは大きく変わり、高市総理が事前に自民党議員に行ったアンケートの希望に沿った形で大臣を決定した。入閣した山下貴司法務大臣は元検事という法律のスペシャリスト。一方で、アンケートには「法務大臣と女性活躍の推進にも携わりたい」と書いていて、女性活躍担当大臣も兼務となった。また、井林辰憲国土交通大臣・藤井比早之総務大臣は出身官庁の大臣という即戦力だが、アンケートの回答が人事に反映され、藤井大臣は「総理は一字一句覚えていた」と驚いたほどだった。一方、注目人事の一つは細野豪志復興・防災大臣。東日本大震災の時に官邸で震災対応を担った経験を持ち、「適任」との声が多くある。地震や台風が相次ぐ中、11月にも設置される防災庁を見据えた人事とみられる。今後は実務能力重視の内閣による政策の推進力が注目される。
