JR東日本が行った女子生徒向けの車両基地見学会。JR東日本の社員のうち、女性は約2割と増加中。それに伴い重い資材は機械で運ぶなど職場の変化は男性社員にも歓迎されている。こうした見学会は、女性技術者を増やそうという民間団体が参加者を募集し、今年度は約150の企業や大学が実施。日本では、小・中学校の段階で女性の理系の知識が世界トップクラス。一方で理系進学者は少なく技術者の不足などが課題。理系への進学を教師や保護者が止めることもあるといい、進路を決める前の段階で、生徒や保護者に女性の技術者が働く様子を直接見てもらうのが狙い。見学会を実施した企業は、さらに取り組みを進めたいと話す。多様な商品を生み出すためにも女性の技術者が求められていて、女子生徒向けの見学会には全国の企業などで今年のなつも実施予定。