成田国際空港の国際線の到着ロビーには多くの外国人観光客の姿が見られた。外国人の一部が向かった先は、一般車用レーン。ナンバープレートも白色。運転手と合流し、荷物を次々に乗せていく。白タクとは、一般ドライバーが自家用車を使って客を有償で運送する違反タクシーのこと。こうした白タクと見られる車は都心などでも急増しているという。警察関係者は、多すぎて1つ1つ検挙するのが難しいという。今、日本中でタクシー不足が深刻化している現状がある。こうした状況を受け政府が臨時国会で導入検討を表明するのがライドシェア ーを増やす、ライドシェアもやる、共存できる関係をいち早く作っておく、などと述べた。。
現状の仕組みの範囲内でライドシェアの普及拡大に動き出したのが神奈川県。きょう第1回検討会議を行った。神奈川県の黒岩知事は、「基本は利用者目線で「ぜひ議論を進めて欲しい」と語る。神奈川版ライドシェアではタクシーが不足する地域や時間を限定し、さらにタクシー会社が一般ドライバーを面接の上、登録。車両の安全管理を担う案があがっている。しかし会議に参加した京急三崎タクシーの阿部正浩常務は、あとの責任はタクシー会社でよろしくね、と言われてるように感じてならない、などと指摘した。さらに、いづみタクシーの八木達也社長は、安全な輸送とは客と乗務員双方が安全だということが大前提、などと話していた。様々な懸念点も上がるライドシェア。自民党の小泉元環境大臣は、本来は地理的・時間的限定は掛ける必要はないと思う、世界と日本のライドシェアで認識が違うと結果使い勝手が悪い、事業としても持続しない、小さくまとまってはいけないと思う、と述べた。