東京都埼玉を流れる荒川では洪水から首都を守るため橋の架替え工事が行われている。国交省 荒川下流河川事務所の門屋博行副所長は、今年の11月から新しい橋の橋脚を構築する予定だと説明した。足立区と葛飾区にかかる京成本線荒川橋梁は、荒川の弱点と言われている。荒川ではこれまで堤防の嵩上げを行ってきたが、この場所は鉄道橋がかかっているため、周囲の堤防より約4mも低くなったままとなっている。国交省と京成電鉄は橋の架替えと堤防嵩上げの工事を一緒に行っていて2037年度の完了を目指している。2019年東日本台風(台風19号)では、荒川下流で戦後3番目となる水位を記録した。このとき下流を守ったのが埼玉県の荒川第一調節池で、川の水を一時的にためる役割を担っている。さらに現在第一調節池の上流では、第二、第三の調節池を整備し、洪水に強い川づくりが進んでいる。国土交通省 荒川下流河川事務所の渡辺健一副所長は、治水橋の水位を中止する必要があると話す。2019年東日本台風では治水橋(さいたま市)の水位ピークは、岩淵水門(東京・北区)で約5時間後に観測された。
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URL: http://www.keisei.co.jp/
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