去年、ノーベル化学賞を受賞した京都大学・北川進さんにインタビュー。京都大学にある物質-細胞統合システム拠点「iCeMS(アイセムス)」は文部科学省の世界トップレベルの研究拠点プログラムに採択された最先端の研究施設。京都大学副学長・北川進特別教授は今もここで研究を続けている。北川さんがノーベル賞を受賞したMOFとは分子レベルの小さな“孔”がたくさん空いている物質のこと。規則正しく並んだ孔に「特定の気体分子」のみを取り込む性質がある。北川さんはMOFを使って空気中の二酸化炭素を取り出し、新たな資源を作り出せると考えている。二酸化炭素と水を反応させてメタノールなどの燃料やプラスチックなどの素材を作る未来を目指したいという。北川さんと共に20年以上研究を続けている樋口雅一准教授がMOFの構造を説明した。MOFの種類は分かっているだけで約13万種類。今後も新たな発見が続く見込み。MOFの実力を体感できる活性炭との比較実験を紹介。植物由来の活性炭は孔の大きさが不揃いのため一部の香り成分は素通りするが、MOFは香り成分を閉じ込められるようデザイン設計されているため香らない。
