脳のクセについて、心理学が専門の京都大学名誉教授楠見孝さんは、「誰でもシステム1の働きを持っている、疲れている時などはシステム1はかなり優勢になる。常にシステム2が必要かというとそうではなく、システム1で決めた方がいい場合もあり、例えばお昼のメニューを食べたいものをさっと決めるなどがある。脳や心のクセをあらかじめ理解しておくこと、どうやってうまく使うのかを考えることが非常に大事。状況や自身の気持ちなどを言語化することでシステム1の影響を最小限にできる」と話した。SNSなどで怖いなど感情が動いた時には、画面を伏せるなどして距離を置く、すぐに再投稿などはせず5秒以上待つことがオススメ。対人関係で不安などの気持ちになった時に大切なのはすぐに行動しないこと。深呼吸・家事など別の行動を挟むなどして5秒以上意識を他のことに向けることで暴走したシステム1の判断に振り回されにくくなる。システム2を鍛えるのにオススメなのが言葉にすること。感情が動いた時になぜその気持ちになったのかを言葉にして書き出す。状況を理解したいときには事実だけを書き出すという方法。対策をしても脳のクセはなくならないが、知っておくだけでも軽減することができる。
