漬物について。漬物店は過去最多のペースで倒産・廃業している。さらにここ20年で漬物にかける1世帯当たりの金額は約24％減少するなど漬物離れが進んでいる。そんな状況を打破すべく進化した漬物が登場。今年9月から発売されている「ねぎ塩だれキャベツ」と「6種類の野菜たっぷりナムル」は浅漬けを総菜のようにした商品。この商品は「きゅうりのキューちゃん」で知られる東海漬物が発売している。東海漬物・鈴木琢朗さんは「漬物をもっと主役にさせておかずの一品として食べて欲しという思いで開発した」と話した。また漬物は元から味がしっかりついているため、他の食材と合わせるだけで簡単にメインのおかずが作れるとのこと。京都の老舗奈良漬け専門店「田中長奈良漬店」では奈良漬けバターサンドを発売。発売から1時間で完売したこともある人気ぶりだった。この異色の組み合わせを考えた8代目・田中万祐子さんは「今漬け物業界は厳しくて、何か新しいジャンルや珍しさにフォーカスを当てた商品ができないかなと思ったのがきっかけ」と話した。