トレバー・レイチュラさんの密着。トレバーさんは10年近く前にたまたま甲子園球場へ行き、そこで目にした一体感に感動しファンになったという。現在は京都にある大学で英語を教える傍ら「Hanshin Tigers English News」を立ち上げ、独自目線で虎の情報を発信している。今では世界100カ国以上にフォロワーがいるという。大阪市と神戸市で行われた阪神とオリックスの優勝記念同日パレード。午前中に阪神がパレードした神戸・三宮周辺では約30万人が集まった。トレバーさんは隣り合った人に「推しの選手は？」などと取材していた。一方神戸で午後から行われたのは、オリックス27年ぶりのパレード。約15万人もの人が押し寄せた。27年前、優勝の立役者はイチロー選手だった。阪神淡路大震災で被災した人達のため「頑張ろう神戸」のスローガンのもと神戸とチームが一体となった1996年。当時行われたパレードにはおよそ18万人が訪れた。この年日本一も達成し、被災地に笑顔を届けた。今回のパレードで残念だったのはメジャーへの移籍が確実視される山本由伸投手が渡米のためパレードに参加できなかったことだ。
阪神タイガースが神戸から大阪・御堂筋へと移動。およそ35万人の見物客が沿道を埋め尽くした。中でも神戸でパレードを見てから大阪のパレードへと「はしご」するファンもいた。神戸と大阪のファンのべ100万人が見物。歴史に刻まれた一日だった。昨日、トレバーさんはパレードの映像を編集していた。トレバーさんは阪神について「日本の人気球団ではなく、世界の人気球団になって欲しい」という夢を話した。