夜の京都駅、WEST EXPRESS銀河は10時間以上かけて山陽エリアなどを周回する長距離列車。新幹線などでは通り過ぎてしまう在来線の駅にスポットをあてて新たな鉄道の楽しみを提供している。車両はかつて関西圏の移動に使用された国鉄時代の117系。リノベーションされた車両のデザインが注目され旅のスタイルにあわせたユニークな座席が話題となっている。今回は特別にWEST EXPRESS銀河の車内へ。ノビノビ座席のクシェットは頭もあたらない高さに設置されている。改造される前の車両は窓はそこまで大きくなかったという。窓が大きいのは車体が下の方にすぼんでいて、乗客にあわせ窓を下へ30センチ拡大し景色を楽しめるようになっている。4号車はフリースペース。乗車した人は追加料金なしで誰でも利用できる。ところどころにスペースが設けられている。川西さんは同じ場所に座り続けることは人間にとってきつく、一つの座席に座り続ける限界値が4時間だという。シートベルトが必要のない鉄道車両の利点をいかして歩いていってみたいスペースを設けることで長時間の移動であっても座りっぱなしにならず快適に。6号車には、夜行列車ならではの部屋が。6号車はプレミアルーム。このベンチにある仕掛けはベッドになる。この座席は足を置くために段差が設けられるほど、ベンチとしては座面がかなり高いという。その理由はシートの高さを窓の高さにあわせて設定しているから。寝転がりながらでも存分に楽しむことができる。1号車にあるのはファーストシート。座席からベッド状にできるというが長時間の乗車に耐えるために、色々な姿勢で快適に過ごせるように設計されている。またこの部屋では部屋を真っ暗にして夜景を眺められるのも特徴。そして目が覚めた後は海岸線を走るコースも。車窓から海が楽しめる。
住所: 京都府京都市下京区・南区
URL: http://www.westjr.co.jp/
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