国家公務員のなり手不足が課題となる中、人事院の川本裕子総裁はNHKの日曜討論で業務量に対して人員が不十分だという声もあるとして定員を増やすことも政府として検討する時期に来ているという認識を示した。この中で川本総裁は国家公務員の現状について「10年前、20年前に比べると志願者は減っていて特に技術系は厳しい。若手は終身雇用を前提としておらず年功序列的な仕組みは敬遠されがちだ。人材確保上の競争相手が急速にワークスタイルの改革を進める中で油断していた面もある」と指摘した。そのうえで国家公務員の定員を増やすことも政府として検討する時期に来ているという認識を示した。