きのう人吉市の人吉駅前に到着したのは大正11年、1922年製の「58654号機」、通称「ハチロク」と呼ばれる蒸気機関車。2009年から40万人以上が乗車した、JR肥薩線などを走る「SL人吉」の蒸気機関車として人気を集めましたが老朽化が激しく、ことし春にラストランを終えたあと人吉市に無償譲渡された。けさ、テンダーと呼ばれる石炭や水を載せる車両などを、新たに設置された展示用のレールの上に降ろす様子が報道公開された。人吉市の松岡隼人市長人は、よく人吉に帰ってきてくれたなと感慨深い気持ちでいっぱいと話した。吉市では、来月17日にお披露目式を行う予定のほか、機関車の製造日に当たる11月18日からの一般公開を目指し、組み立て作業などの準備を進めることにしている。