美容の最新技術についての特集。コーセーはiPS細胞を使った新しい美容商品の実証実験を始める。iPS細胞とは体のあらゆる細胞に変化することができる万能細胞のことで今医療分野でさまざまな研究が進んでいる。京都にあるベンチャー企業アイピースでは血液から自分だけのiPS細胞をつくり、凍結保存をするサービスを手がけている。iPS細胞を培養しろ過すると細胞の成長を促す成長因子と呼ばれる成分が出てきてその成分がコラーゲンやヒアルロン酸を生み出す力を高めるなどし肌が活性化するという。この成分を頭皮に使用すると血管の新生が促進され髪の毛の幹細胞の成長を促すという。今回の実証実験でiPS細胞の可能性が美容など身近な分野に広がると期待している。今回の実証実験に参加するコーセーはiPS細胞を使い利用者に合った商品の開発を目指す。実証実験には都内の美容クリニックも参加した。参加者は医師から説明を受けiPS細胞の抽出成分とコーセーが開発した乳液などを配合したものを渡される。価格は肌の診断費用なども含め年間100万円前後予定で今後2年かけて効果や安全性などを確認する。