アメリカの映画やテレビの脚本家が加盟するWGA(全米脚本家組合)は、待遇改善を求めて交渉していた制作会社側と暫定合意に達した。組合員らが承認すれば5月から続いていたストライキが終わる。暫定合意の内容は明らかにしていないが、WGAは声明で「有意義な成果と脚本家の保護を含む」と説明している。WGAはこれまで制作会社に対し、動画配信サービスの普及に伴う待遇の改善や、AIを使って過去の作品から新たな脚本を生成することを禁じる措置などを求めていた。今回の暫定合意はハリウッド俳優らが加入する全米映画俳優組合が7月から実施しているストライキの終結に影響する可能性もある。