国内の「おもちゃ」の市場規模は昨年度に初めて1兆円を超え、少子化の中でも右肩上がりの成長市場となっている。この10年で15歳未満の子どもの数は13%余り減ったのに対し、おもちゃ市場は35%余り拡大している。おもちゃの展示会ではAIなどの最新技術を使ったおもちゃが多くみられ、価格は2~3万円と高価格帯のものが多くなっている。またおもちゃ市場拡大の要因の1つが「キダルト」。子ども心を持った大人という意味で、自分のためにおもちゃを買う大人世代が多いとのこと。中でも牽引役となっているのがトレカで、市場全体の3割余りを占めている。日本のおもちゃは近年では外国人観光客からの人気も高く、今後もおもちゃ市場は拡大していくと見込まれている。