資源が豊富なカザフスタン東部にあるセキソフカ鉱山では約450人が24時間態勢で採掘にあたっている。こうした鉱山開発で懸念されるのが環境への影響。地下採掘では鉱物が空気に触れ酸化し、地下水によって有害な物質として流れ出るなど環境を汚染する可能性がある。こうしたなか、環境対策の開発に取り組むのが北海道大学の川村教授のチーム。スマートマイニングプラスというICTを活用した採掘技術を開発している。環境汚染を未然に防ぎながら採掘できる点が特徴だという。まず、ドローンで鉱山周辺の情報を収集し、そのデータから仮想空間に同じ鉱山を立体的に再現することで環境変化などをモニタリングできるようになる。さらにビッグデータやAIも活用。川村教授らのチームはODAなどを含む約5億円、5年間の事業としてカザフスタン政府などとも連携し、去年からセキソフカ鉱山での実証実験を進めている。
