ずっとフジテレビに入社したいと思っていた飛田は、大学時代にAIが普及し始めたので、AIを学び、番組作りに活かすことができたという。「AI実験バラエティ シンギュラ」ではちょうどいい塩梅のAIを選ぶのが一番時間がかかった。社内でAIに対する不安なイメージがあり、色々な縛りの中でやっていかなくてはならない大変さがあったという。黒川はどのAIで行うことで最適な実現になるか検証したり、AIを撮影の現場に落とし込む開発の作業を担当した。今年1月に放送されたドラマ「119エマージェンシーコール 2026 YOKOHAMA BLACKOUT」の横浜の停電シーンはAIで作り上げた。AIは再現が難しいシーンを具体的に検証しやすくなるのがメリットだという。苦労した点は放送局としてAIをどのように使うかの線引き。リスクを伴ってしまう表現や視聴者に誤解を与えるものが生まれる可能性があるという。著作権対策としてキャラクター名や作品名はプロンプトに含めず、画像自体をどのように作ったかの来歴を管理する。AIサービスによっては知的財産権に関する補償制度もあるという。
