今回のような被害急増の背景にはAIの進化があるということが指摘されている。三浦さんは「犯罪者側からみると、AIによって手間を掛けずに大量に攻撃が可能になった。AIソフトの「ARTEX」は特定のホームページのアドレスを指定して、ここを攻撃して下さいと命じると、システム上の欠陥を自動でこのソフトが探し出して、攻撃まで自動で行う。人間がこうした探索をすると数週間かかるが、AIを使うと短時間で見つけ出してしまう。ただ、こうしたAIを使った攻撃はものすごく高度な攻撃ではなく、基礎的なミス・不備を見つけている」と話した。佐々木さんは一般的なサイバー攻撃のプロセスを紹介し、「AIはこれらを短縮し、このスピードが圧倒的早いのが、攻撃を効率化させている要因」とし、佐藤さんは「AIは探索しながら情報を盗む。人だと少しずつステップを踏むが、AIは目的ベースなので、問題が見つかったらすぐに情報を取りに行く。目標さえ達成すればいいので、やり方とかは気にしないのがポイント」、「実際の母数としては情報漏えいしていないところが多くある。守りきったところも多い。従来型の対策が効いてないわけではなくて、ある程度従来型の対策が効いてるというのは認識して頂きたい」と話した。
