まもなく発生から14年となる東日本大震災。宮城県と岩手県で被災した2人の進む道を決めたのは、震災の経験、そして、その後の学びだった。看護師・大場有紗さん、震災発生後、余震が続く中1週間家族と車の中で過ごしたという。そして心に刻まれたのは災害現場で働く医療関係者の姿だった。大場さんは被災者を最前線で助けられるのは医療関係者だと考え、看護師となった。また進学した宮城県多賀城高等学校では語り部としても活動した。釜石市で被災した経験を持つ前川崚さんは教師になって8年目。この日は震災に関する授業を行った。家計の負担を考慮し、高校卒業後に働くことも考えた前川さん。そんな時学生が光熱費の負担のみで暮らせるもりおか復興推進 しぇあハート村の存在を知る。前川さんは共同生活をおくりながら大学に進学した。こうした経緯もあり、震災の経験も含め子どもたちに教えたいと考えた前川さん。もりおか復興推進 しぇあハート村は今月で閉所となったが前川さんは一日一日を大切に生きることを生徒たちに伝え続けている。
住所: 宮城県仙台市太白区八木山本町2-43-3
URL: http://www.sendai.jrc.or.jp/
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