楽天と契約を結ばず新たなチームを探していた田中将大が巨人との契約をした。2006年、高校3年生の夏に甲子園で準優勝し、仙台が本拠地の楽天に入団した。プロ1年目から活躍すると「マー君」の愛称でも人気となり1年目で11勝をあげ新人王を獲得。3年目から5年連続2ケタ勝利を記録した。2011年には東日本大震災に見舞われた被災地を訪問。「がんばろう東北」の一心で腕を振り続けた。2013年は開幕負け無しの24連勝でプロ野球新記録を達成。楽天を球団創設初のリーグ優勝、日本シリーズ進出に導いた。そして巨人との日本シリーズは3勝3敗で迎えた運命の第7戦。田中は前日に160球を投げ翌日は登板しないと思われたが3点リードの9回ウラに登板し日本一に。楽天は史上初の日本一になり東北が歓喜に包まれた。そして翌年からはメジャーリーグの名門・ヤンキースに移籍し、7年間でメジャー78勝の活躍。3年前楽天で日本球界に復帰した。日米通算200勝まであと3勝に迫った田中。新天地・巨人で史上4人目の偉業に挑む。