阪神淡路大震災から今月17日で30年。番組では各地の防災・減災の取り組みをシリーズで紹介。初回は22万人以上の人が犠牲となったインドネシアのアチェ州では当時の記憶をどう継承し防災に役立てていくかが大きな課題となっている。3年前に来日し東日本大震災で防災を学ぶアチェ出身の女性を取材。シティマグフィラさん(28)は東北大学(宮城・仙台)で日本の防災について学んでいる。シティさんは震災当時家族と内陸の親戚の家にいたため難を逃れたが自宅に戻った時の光景は今も目に焼き付いているという。シティさんは地元で津波の怖さを伝える演劇の公演や被災者の証言を集めたドキュメンタリーを制作するなど仲間と共に大津波の記憶の継承に取り組んできた。今研究テーマの1つとして調査を続けているのが東北の被災地で保存されている震災遺構について。シティさんは震災遺構は避難訓練の大切さを伝えていると感じている。シティさんの東北での学びは続く。