災害時、携帯電話がつながらない。そんなときに使えるのが災害用伝言ダイヤル。その体験会が行われた。災害用伝言ダイヤルは災害時にNTTが提供するサービスで、伝言を録音したり録音された伝言を聞いたりできる。使い方の紹介。1月に起きた石川県の能登半島地震では、発生当日からおよそ半年で録音はおよそ20万件、再生はおよそ32万件。9月の能登地方の豪雨では2週間余りで録音はおよそ2万件、再生はおよそ4万件行われたという。災害時に優先的につながる公衆電話。能登半島地震の被災地では、1週間近く携帯電話が通じず、毎日、多くの人が避難所近くの公衆電話を利用した所もあった。ただ最近では使い方が分からない人も。利用者の減少などから全国で順次撤去されていて、7年後2031年ごろにはピーク時の3%、3万台ほどになる予定だという。こうした中、総務省は避難所になる小学校や公共施設などに、基本料や通話料がかからない災害時用公衆電話の設置を進めている。
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