チェコでは行政がブルディ山脈の景観保護区域内に流れる川をせき止め、約2万平方メートルの湿地を回復させる計画が進められていた。ただ自然環境に悪影響を与えずに川をせき止めるには高度な技術がいることなどから計画が行き詰まっていたものの、計画スタートから7年後の今年1月には8匹のビーバーが2日間の内にダムを作り、湿地の状態も回復していることが確認された。ビーバーは習性としてダムを建築して池を作り、その中に巣を作って天敵から身を守っている。ビーバーは16世紀頃にヨーロッパでの毛皮ブームの影響で絶滅の危機に瀕していた。チェコでは2014年にビーバーを保護するための法律が制定され、年々個体数が増加している。
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