セゾン代官山では「アートゴールデン街」が開催されている。建てれてから40年近くが経ち、老朽化で先月までに全員が退去し来月にも解体されることとなった。マンションの50ある部屋を有効活用しようと、国内外のアーティストが個性的な装飾する取り組みが始まっている。部屋だけでなくトイレ、お風呂、台所もアート一色。現在進行系で創作活動が続く部屋もある。アート展の狙いは「人の流れ」にあるという。都内では高度経済成長期に建てられた建物の多くが一斉に更新時期を迎えたり、大規模再開発が行われている。一方で人手不足や工事費高騰、関係者との合意形成が難航するなど解体まで空白期間が空くといった課題もあり、治安の悪化が懸念される。こうした問題を解決しようと始まったのがビルの就活。アートにより人が集まり空白期間を短くすることで解体予定の建物に集客することができ、街に活気が生み出せるという。アート展を主催する東京建物によると今後マンションが建設予定で詳細はこれから決めていくとしている。イベントは今月28日まで開催されている。