国会ではきょうから石破首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まる。きょうは衆議院本会議で自民党、立憲民主党、国民民主党が質問に立つ。自民党の福田幹事長代行は政府の経済対策に盛り込まれた物価高への対応策に加え、デフレからの脱却や持続的な賃上げへの具体策を説明するよう求めることにしている。また防衛力を強化するための取り組みや今後の外交方針についても質問することにしている。一方立憲民主党の野田代表は企業団体献金禁止は政治改革の本丸だと位置づけたうえで、抜本的な政治改革の実現を迫ることにしている。また能登半島の復旧復興に向けた支援策のあり方などもただすことにしている。さらに国民民主党の浅野哲は石破首相が年収103万円の壁の見直しを表明したことを受け、今後の取り組みを確認する考え。大学生などの子供を持つ世帯の所得税の負担を軽減する特定扶養控除についても対象となる学生などの年収要件を引き上げるよう求める方針で、与野党の論戦が始まる。さきの衆議院選挙の結果を受けて、今回衆議院の代表質問では立憲民主党と国民民主党の質問時間が大幅に増えたほか、れいわ新選組が初めて質問に立つことになった。