寺本は去年の能登半島地震で穴水町にある妻の実家が巻き込まれた。寺本は救出活動を見守ってきたが家族5人が亡くなった。寺本は自分を責める気持ちが消えておらず、仕事に行かず一緒にいたら助けられたかもしれないなどと語った。寺本は妻に送ったウェディングドレスを大切に今も保管しており、被災が忘れ去られていくことを避けるために遺族として何が出来るのか考えるようになっていた。去年9月の豪雨災害で寺本は自分と同じ思いをしてほしくないという思いを強めた。寺本は家族5人が亡くなった現場を度々訪れており、災害の記憶や教訓を残すため、次の犠牲者を出さないために震災を伝えることを決意を新たなに証言活動や遺族との交流を模索したいとしている。