県水産研究所によると、先月県内で水揚げされたシロエビの量は56トンで、平年の10月の53トンを上回った。シロエビは去年の能登半島地震後漁獲量が減少し、去年秋に一旦回復したが今年の夏まで減少傾向が続いていた。今年の8月以降は次第に回復しており、平年の漁獲量を上回ったのは今年初となる。またベニズワイガニも不漁が続いていたが先月の漁獲量は40トンと平年より少ないものの地震後では最多となっている。富山湾の水産資源の減少は能登半島地震によって海底で起きた地すべりの影響が指摘されており、県水産研究所はシロエビやベニズワイガニの量が回復しているのか調べることにしている。
