東京都は8月末に羽村市と日の出町と合同総合防災訓練を行った。訓練には自衛隊等が参加し、地震発生時の様々な事態を想定し、救出・救助訓練が行われた。自宅のトイレが使えなくなると、衛生環境が悪化し感染症の蔓延等に繋がる恐れがあるので携帯トイレの備蓄が必要。日本トイレ研究所代表の加藤篤さんによると、携帯トイレとは建物内のトイレの便器に取り付けて使う袋タイプのトイレの事だという。携帯トイレには、吸収シートタイプと凝固剤で固めるタイプの2種類がある。自宅の水洗トイレの便座まで上げてゴミ袋を便器の内側を覆い、便座を下ろした上から携帯トイレをセットする。そして、排泄物を凝固剤で固める。終わったら袋を取り外し、空気を抜いて縛り保管する。1人1日5回×7日分=35回分備えるのが好ましいのだという。NPO法人日本トイレ研究所では規格適合評価を行い、災害時に安心して使える製品のリストをウェブサイトで公開している。東京都では災害時のトイレ確保等の向上を目的に東京トイレ防災マスタープランを策定した。
