退職会見で元横綱・白鵬は「本当に悩みましたが、今の自分が置かれている状況を考えますと、協会の中ではなく、外の立場から相撲の発展に力を注ぐことが良いと判断して、最終的には自分自身で退職という決断を致しました」などと述べた。また、元横綱・照ノ富士について「後輩であり同僚の照ノ富士が伊勢ケ浜親方になることは去年とことしで随分ズレがあるなと。照ノ富士の下がイヤということは全くない」などと述べている。スポーツジャーナリストで白鵬と長年にわたって親交のある二宮清純は「心中は複雑なものはあったと思う。”ズレ”という言葉の正体は『先輩親方からしきたりを学びなさい、指導の在り方を学びなさい』と言われてたのに『あれ?自分の後輩が親方?どういうことなの?』っていう戸惑いだったんじゃないかと思う」などと見解を述べた。日本相撲協会の発表によると、伊勢ケ浜親方が定年退職するにあたり白鵬には伊勢ケ浜部屋から浅香山部屋への転籍を提案されていたという。二宮は「部屋閉鎖の期間は1年間と期待していたが、解除されず、期限も示されないため我慢の限界がきたのでは」などと述べた。
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