伊東市にもんちゃんと同じ症状の少女がいる。内藤桃花さんは一日の殆どを寝たきりで過ごす。食事も寝た状態で両親が交代で桃花さんの世話をしている。生まれたとき仮死状態で集中治療室に運ばれた。背骨への負担が大きいため座ることができない。歩行器を使えば少しだけ歩くことが可能になった。母の不安は膨らむ一方だった。2年前、もんちゃんのSNSが目に止まった。生まれて初めて知った同じ障害をもつ人に桃花さんの関心は膨らんでいった。いつしかもんちゃんの強さに憧れるようになった。今年1月、桃花さんは曲がった背骨を矯正する大きな手術に踏み切った。手術から4ヶ月、外出できるまでに回復。