自民党の新しい執行部が発足した。石破総裁は、あす、総理大臣に選出されたあと、直ちに組閣に臨むことにしている。小泉選挙対策委員長は、収支報告書に不記載のあった議員の選挙での公認に関する考えを問われたのに対して「自民党を支えている地方組織、党員の思いも踏まえ総裁、幹事長、党執行部において最終的には厳正に判断したい」とコメント。石破総裁は「日本をもう一度安心安全な国にしていくため全身全霊尽くす」、菅副総裁は「新総裁を先頭に課題に取り組み国民の負託に応えていきたい」、森山幹事長は「党内の融和に十分配慮しながら野党との協議もしっかりやらせてもらい我が国の政治に間違いがないよう期していきたい」、鈴木総務会長は「総務会の運営をしっかりしなければ」、小野寺政調会長は「政権公約の取りまとめに入りたい」とコメント。自民党閣僚人事。総務相・村上誠一郎、外相・岩屋毅、財務相・加藤勝信、文部科学相・阿部俊子、厚生労働相・福岡資麿、農林水産相・小里泰弘、経済産業相・武藤容治、国土交通相・斉藤鉄夫、環境相・浅尾慶一郎、防衛相・中谷元、官房長官・林芳正、復興相・伊藤忠彦、国家公安委員長・坂井学、こども政策相・三原じゅん子、経済再生相・赤澤亮正、経済安保相・城内実、地方創生相・伊東良孝、法務相・牧原秀樹、デジタル担当相・平将明。このうち農林水産大臣に内定している小里泰弘氏は、議員会館の事務所で農林水産省の事務次官らから、政策課題などについての説明を受けた。外務大臣に起用される方向となっている岩屋元防衛大臣は「平和を守り抜くことが一番大事。そのために注力したい」、伊東良孝氏は、地方創生担当大臣として初入閣することが内定している。石破総裁は、あす召集される臨時国会冒頭の総理大臣指名選挙で、第102代の総理大臣に選出されたあと、直ちに組閣に臨むことにしている。