長崎県・伊王島を訪れた。かます漁師の小峰雅司さん。刺し網漁という方法で漁をするという。かます漁に同行した。船が出るのは朝3時。途中で船を止め、GPSで潮の向きを確認。かますは潮の流れに逆らうように泳ぐ習性があり、待ち伏せするように網を仕掛けるのだという。網は口だけが引っかかるような大きさの網の目になっていて、身に傷がつかないようになっているという。網をしかけたら港に戻り、2時間後再び出港。しかけた網を引き上げ、とれたかますはすぐに氷水に入れて鮮度を保つ。この日は122匹とれた。港に戻り、鮮度を保つためにお腹を上にして箱詰めする。氷を敷き詰めて冷蔵庫で保管する。漁協の職員がかますが入った箱の写真を撮り、情報をSNSに流す。飲食店に直で流すサービスだという。出荷までの過程をシンプルにすることでより新鮮な状態で消費者に届ける。炙りにした刺し身を試食した鈴之助さんは「うまみがぎゅっと閉じこもっている」などとコメントした。