国語辞典によると「界隈」とは、そのあたりの地域や近所、ある分野などの意味。いま若い世代の多くが口にするワード「界隈」は、特定の趣味や自分の状況などをひとくくりにするのに用いられる。SNSの総再生回数4億回超「#回転界隈」は音楽に合わせて回りながら全身のファッションを紹介する人たちを指す。「伊能忠敬界隈」は、江戸時代に日本地図を作成するため歩いて測量した伊能忠敬にあやかり、長距離を歩く人たちを指す。他にペットが好きすぎる人たち「ペット界隈」、自撮りは首から下という「首下界隈」なども。軽井沢プリンスホテルウエストでは「#カルプリ自然界隈」プランが登場。「なぜ界隈をつけるのか」について聞くと「自分だけじゃない」「色んな界隈があるのでその一味になれたら」などの声。平成の主流は「○○系」。今、「○○系」はファッションとかが多く、「○○界隈」は○○系より細かく区分けしやすいという。若者世代の新常識は他にも。インスタグラムのノート機能に書かれた「d30p」の意味は、キーボード上でひらがなで入力すると「しあわせ」と解読できる。「<3」は回転するとハートになる。普通のハートだとラブラブすぎるが、「<3」はさり気なくていいとのこと。「128ve980」は、上部を消すと「I Love you」と読めるという。お母さん世代は、ポケベルで「14106」で、あいしてると読むなど語呂合わせでやりとりしていた。出演者は「ついていけない界隈。I Love youは衝撃だった」等とコメント。