お互いがお互いを認め合う同学年対決。藤井八冠と伊藤七段は、小学生のころに対局したときは、伊藤七段が藤井八冠を破って、藤井が涙することがあったそうだ。将棋ライター・松本さんによると、タイトル戦は藤井八冠は負け無しの22連覇で、最終局までもつれ込んだのは2回だけ。今回は「有利な先手を引いたのは大きい。相当もっている」と話す。データで見ても、先手時は圧倒的な強さを持っていて、藤井八冠有利かとみられていた。現在の戦況について、序盤は互角だったが、中観で藤井八冠が優勢に。しかし午後5時頃、藤井八冠は王手を指せる場面で差さず、伊藤七段が一気に流れを引き戻した。藤井八冠の持ち時間を使い切り厳しい状況だという。