将棋八大タイトルのひとつ・王位戦の七番勝負第4局は藤井聡太七冠が勝利し、2つ目の永世称号「永世王位」に王手をかけた。王位戦の第4局は、おとといから佐賀県唐津市で行われた。藤井聡太七冠(22歳)は挑戦者に渡辺明九段(40歳)を迎え、王位戦5連覇と2つ目の永世称号「永世王位」の資格獲得を目指している。第3局までで藤井七冠が2勝、渡辺九段が1勝としていた。第4局では藤井七冠の指した手に対し、渡辺九段が2時間半以上考え込む場面も見られ、形勢は次第に藤井七冠に傾き、きのう午後6時半ごろ、100手までで渡辺九段が投了。藤井七冠は防衛まであと1勝と王手をかけた。藤井聡太七冠は「次局第5局がすぐ来週あるので、しっかり対局に向けて状態を整えていきたい」、渡辺明九段は「まずい将棋を指してしまった。できる準備をして(第5局に)臨むしかない」と述べた。第5局は今月27日と28日に兵庫県神戸市で行われる。