「連続テレビ小説 虎に翼」の脚本家・吉田恵里香さんのインタビュー。今の時代に三淵嘉子さんの物語を届けようと思ったのか?脚本家の吉田恵里香さんは法律とというテーマで人権・平等を描くことで三淵さんの人生を通じて、さまざまな人の平等や生きづらさ、今この世の中が平等なのかが問えると思ったという。100年前の物語が今共感されていることについて、当時のことを書いたら結果今と重なる部分が多かった、なんとなく縛られていることは何かの残り香というか呪いのような気がするという。人の言葉は誰かを縛ることになる、無意識に発せられる呪いのようだと話した。主人公・寅子の「はて?」に込めた思いについて、声を上げて対話をすることで世の中を変えるきっかけにしたかった、対話しましょうよというのが「はて?」の意味だという。主張しないといいように使われがちで物分りのいい人に優しい社会じゃないと思うという。言わない自分と言う自分どっちがいいか悩んで、怒られても言う自分がいいと思うと話した。今回の作品においては声を上げることが大事、責任があると思うという。エンタメだからできることは?エンタメは正しくないやり方で 伝えることもできる、切り口や味付けなどを調整できるのが大きいと思う、今回のドラマについて吉田さんは直球を投げていく方法がいいと思った、誰かの権利や尊厳に関わることを都合のいい言葉に変えられるのはよくないと思ったという。
吉田さんがドラマの象徴として繰り返し描いたのが日本国憲法第14条。日本国憲法において、法の下の平等がうたわれた条文。ドラマに登場する法律事務所の壁にも条文が書かれている。吉田さんは憲法第14条について、学生のときに授業で習ったときは当たり前のことと思っていたが、今思うとこんなに大事なことなのに実現できていない世の中は悲しいと思い響いた一文だったという。
吉田さんがドラマの象徴として繰り返し描いたのが日本国憲法第14条。日本国憲法において、法の下の平等がうたわれた条文。ドラマに登場する法律事務所の壁にも条文が書かれている。吉田さんは憲法第14条について、学生のときに授業で習ったときは当たり前のことと思っていたが、今思うとこんなに大事なことなのに実現できていない世の中は悲しいと思い響いた一文だったという。