今日のトクシュ~ンは2024被災地のいま。元日の能登半島地震に伴う液状化現象の様子を紹介。液状化のリスクも全国に及んでおり、能登半島地震に伴って液状化現象がみられた地域は石川県のほか、福井県、富山県、新潟県など広い範囲に及んでいる。富山県高岡市伏木地区を取材すると被害が受けた住宅の再建がなかなか進まない現状があった。町の電気店も床下から大量の水や砂が吹き出して床を支える金具が浮いたままの状態になっており床が大きく傾いている。天井にも亀裂が入って窓もきちんと閉まらない状態で、家は中規模半壊と認定された。勝手口が使えなくなってしまい出入りは店の入口のみに。昔ながらの長屋作りの家なので一番奥の部屋から避難する場合、店の入口まで35m移動しなくてはならない。家主の田子健一さんは、愛着があるため家を直して住み続けるつもりだという。家の傾きを直す工事を業者に頼んだのは9月だが、同じような依頼が殺到しており実際の工事は来年11月になってからだという。傾いた家に住む中で体の不調も起きていた。奥さんの田子良枝さんは一日中めまい状態でフラフラするという。また店で働いていた30代の従業員は頭痛とめまいが止まらず退職してしまった。息子家族も同居しており現在は何も症状が出てはいないが、今後息子家族は地盤が安定している別の土地に引っ越す事になった。